訓言 あ行




    石に立つ矢 [いしにたつや]
    『史記』(李将軍伝)
    解説  必死になってやれば、いかなることも不可能ではない。


     心境としては、「背水の陣」と同じであり、日本ではこの「背水の陣」の方がよく知られています。
     筆者が昨秋(1998)に長年にわたったサラリーマン生活にピリオドを打った後の姿をNHKのカメラが追いました。(1998年12月6日に放送)そして、カメラ前で筆者が語った言葉の一つに、「(会社を飛び出し)もう、後戻りは出来ません。あとは、前に進むしかありません。」というものがありました。その時脳裏をかすめたのは、標題の「石に立つ矢」であり、「背水の陣」だったのです。

    韋編三度絶つ [いへんみたびたつ] 読易韋編三絶
    『史記』(孔子世家)
    解説  同じ本をくりかえし熱心に読んだので、なめし革でとじた本がこわれてしまうこと。


     現代は活字離れが甚だしく、名著や長篇大作を読み通すという人は少なくなりました。逆に、漫画、週刊誌、スポーツ新聞が“熱心”に読まれているのが現実です。
     しかし、世の中には何度もくりかえして読むべき名著も多いのです。人生としう時間には限りがあります。僅かな時間も惜しんで、出来るだけ多くの名著を何度もくりかえして読むという習慣を是非身につけて欲しいものです。


    訓言