李白




    静夜思 [李白]

     牀前看月光   牀前 月光を看る
     疑是地上霜   疑うらくは是れ 地上の霜かと
     挙頭望山月   頭を挙げて 山月を望み
     低頭思故郷   頭を低れて 故郷を思う


    通釈  (静かな夜のもの思いにふけり、ふと気づくと)寝台の前に月の光がさしこんでいる。まるで地面に霜がおりたのかと思ったほど、白く映えている。その月の光はどこから射しこむのかと、頭を上げて見れば、山の月にこうこうたる月が照っている、(それを見ていると、自然に故郷のことが思い出されて、わたしの)頭は自然にたれて、望郷の思いにふけるのであった。
     李白と同じような思いをしたことがあります。それは、3年間の世界放浪の旅をしていたときでした。それは、アメリカのミシシッピー辺りの田舎のホテルだったと思います。


    漢詩の風景