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                日本脱藩のすすめ  第6号
                
                   「海外留学」

                                                       1998/10/12
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               海外留学

 前回は海外個人旅行についてでしたが、今回のテーマである海外留学も立派
な海外武者修業です。対象となるのは、前回と同様10代、20代の若い人に
なりますが、30代の人達の中にも企業派遣という形で留学される方がおられ
ると思いますので、そうした方々にも参考になる話ができればと思います。
 最初に、留学先選択の基準について一言述べておきます。これは、ホームペ
ージ【日本脱藩のすすめ】にある海外留学編と一部ダブるところがあるかと思
いますが、予めご了解願います。
 さて、留学希望者の中には、有名な大学の名に惹かれて留学先の選定を決め
るケースが多いようです。しかし、よく自問自答していただきたいのです。自
分の心の片隅のどこかで、有名大学に留学して友人に自慢したいといった気持
が無いだろうか、自分は何のために留学するのか、何を本当に学びたいのか..
..
 いろいろと選択の基準はあろうかと思いますが、最も重要な基準は、“どこ
の大学で学ぶか”ではなく、“誰に学ぶか”ということでなければならないは
ずです。
 とにかく、世界で一番良い教授が居る大学で、且つ、その教授に師事するの
が最善であるという考え方をして欲しいのです。己が極めたい学問を学ぶには
、その辺にいる二流、三流の教授ではなく、超一流の教授から直に学ぶべきな
のです。
 次のステップは留学の準備です。誰に、何を学ぶかを決めたら、早速準備を
開始しなければなりません。
 留学先の大学から入学申込書も含めた資料を請求して取り寄せましょう。そ
して、その大学が所在する国の留学ビザについても情報を仕入れなければなり
ません。留学ビザは一人で申請して取得することもできますが、ケースによっ
ては、業者に頼んだ方がいい場合もあります。
 いずれにせよ、以上のような準備は、インターネットなり書籍なりで調べれ
ばいいことですから、留学に関する一般的な情報は割愛させていただきます。
 事務的な手続き以上に大切なのが、留学先で使用される言葉の問題です。第
一に、ヒアリング。よく耳にする話ですが、初めて講義に出席したところ、教
授の話すことがほとんど分からなかったというケースが非常に多いのです。日
本を発つ前にNHKの外国語講座や会話学校の先生の話が100%分かるので
大丈夫だと思わないことです。ヒアリングに関しては、英語道について言及す
るときに詳しく述べていきたいと思います。英語に限らず、他の外国語を習得
しなければならない方にも参考になるはずです。何故なら英語道の精神は英語
のみならず、他の外国語でも応用が可能なものだからです。
 取り敢えず、ここで言いたいことは、教材に使われているような日本人向け
の外国語ではなく、ネイティブによるネイティブのための生の外国語のシャワ
ーを出来るだけ浴びておくことです。速聴多聴を心がけてください。
 次に、リーディング。ある意味では、留学生が本当に苦労するのは、ヒアリ
ングよりもリーディングでしょう。毎週出される膨大な宿題や図書室での下調
べなどで多量の書籍・文献・資料を読みこなさなければなりません。それには
速読法をモノにすることです。リーディングに関しても他日お話したいと思い
ます。
 また、授業ではディベートが盛んに行なわれます。ディベートの経験もある
程度積んでおくといいでしょう。ホームページ【日本脱藩のすすめ】でもディ
ベート・サークルを幾つか推薦しています。ご参照願います。ディベートにつ
いてもいずれテーマとして取りあげる予定です。
 最後に、東京大学、すなわち東大について一言。
 米カリフォルニア大のある教授が、米国を除いた大学の格付けリストを作成
したところ、東大は仏ケーン大に続いて67位に位置付けられてたそうです。
この教授は、米国の大学を含めたら東大は200番以下になるだろうと予測し
ています。
 日本国内では最高学府とされている東大も、一次元上から見れば、このよう
な有り様なのです。その辺の詳細に関しては、ホームページ【日本脱藩のすす
め】を参照にしていただくとして、ここで著者が言いたいのは、「有名大学で
学べ」ということではなく、「その道で最高の教授に直に学べ」ということに
尽きるのです。

 海外個人旅行、海外留学と続きましたので、次回は、同じく海外武者修業の
一つ、海外での仕事についての話を進めていきます。




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脱藩道場 編集部  亀山信夫 葛巻岳
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ホームページ http://www.dappan.org/
発行 インターネットの本屋さん『まぐまぐ』http://www.mag2.com/
マガジンID 0000006881
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発行部数 388


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