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                日本脱藩のすすめ  第9号
                
                  「年後の海外生活」

                                                       1998/11/02
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                         定年後の海外生活

 しばらく海外武者修行シリーズが続きましたので、今回で最後にしたいと思
います。
 さて、海外武者修行シリーズの最後は、「定年後の海外生活」についてです
。脱藩人として海外での活躍を終えた方々で、第ニの人生を海外で過ごそうと
いう方は多いのではないでしょうか。
 しかし、同時に、海外での生活体験が皆無の方々の中にも第ニの人生を海外
でというケースが増えています。
 こういう話があります。Mさんは、一部上場会社に勤め、60歳で定年を迎
えた方です。今までは仕事一筋だったMさん、定年後の生活といえば、好きな
釣りにたまに出かける他は、後はもっぱらテレビ漬けの毎日です。奥さんと旅
行にでもと思ってもそう何度も行くわけにはいきません。人間関係では、会社
中心の生活でしたので、付き合いといえば依然として定年退職した会社の仲間
だけです。それも会社を辞めてからというものの、そうした付き合いもだんだ
んと疎遠になってきました。新しい人間関係をと思っても、その術がありませ
ん。世間体を気にしつつ、退屈な毎日です。
 そうした行き詰まった状態から抜け出す一つの手段として、海外生活があり
ます。また、それは、立派な「脱藩」の一形態であると思います。何故なら、
脱藩とは己を取り囲む殻をぶち破る行為に他ならないからです。たとえ定年後
の海外生活と言えども、そこには良い意味での多くの刺激があり、それが知ら
ず知らずして内なる自己改革、すなわち脱藩に繋がっていくのす。
 では、定年後の海外生活にはどのようなメリット・デメリットがあるのかを
見てみましょう。(一部、ホームページ【日本脱藩のすすめ】と重複していま
すので、予めご了解願います。)

●メリット
1:物価高の日本にいるより海外のほうが豊かに暮らせる。
 日本国内では年金の減額や支給開始年令の繰り上げ、土地の値下がり、超低
金利と定年退職者の生活を圧迫しています。また、リストラの嵐は依然として
強く吹きまくっており、10年から15年も早く、つまり45〜50歳あたり
で会社を退職させられる人も出てきました。(早期退職優遇制度など)
 しかし、一歩海外に出てみると、外国は物価が安いため、年金が何倍、何十
倍にも増えたのと同じ生活ができるのです。うまくやれば残った年金を現地の
銀行に預けることで、金利が日本より高いため、かなりの利子もつきます。そ
の金で他の外国を旅行したり日本に里帰りするのも決して不可能ではありませ
ん。
2:金融ビッグバンで財産の移動が自由になった。
 つまり、1998年4月の金融自由化の以来、自分の財産・貯金を海外に持
ち出すことが可能になったのです。また、外国為替が自由化されることで日本
国内でも外貨預金が可能になりました。現時点では、円による貯金より金利面
ではるかに外貨の方が有利です。円安になれば為替差益もあります。逆に円高
になると差損になるものの、外国でその外貨を使うぶんには円高の影響はない
のです。
3.自分のやりたいことができる
 日本の高度成長を支えてきた企業戦士は仕事一本槍だったため、自分の趣味
というものを持っていない人が多いようです。ですから、定年後の生活という
ものは退屈極まりないもになります。仮にダイビングでも始めようなものなら
周囲からの好奇心と軽蔑の眼差しで耐えられなくなります。日本という国は、
「らしさ」を強要する国なのです。
 外国では個人主義が発達していますので、赤いスポーツカーを乗り回そうが
、ダイビングをやろうが変な目で見られるということはありません。
4:交通網・通信網の発達で地方に住むのと変わらない
 今、日本では田舎志向というか、生活費が高く、緑がない都会よりは自然に
恵まれた田舎でのんびりと暮したいという人が増えています。これと同じ発想
を地球規模で応用するのです。
 まず、交通網ですが、国内線と比べると、東南アジアやアメリカ行の国際線
のチケット代は同じくらいか、行き先によっては国内線より安い場合もあるの
です。たとえば、フィリピンに行く場合、羽田・マニラの往復チケット(中華
航空)が3万5千円くらいです(台湾経由)。アメリカの西海岸もシーズンオ
フなら5万円台のチケットもあるのです。(例:成田・ロスアンゼルス往復)
 通信網にしても海外から電話・FAXは簡単にできますし、テレビで日本の
ニュースが気軽に楽しめるのです。さらに、インターネットの機能の一つであ
る電子メールを使えば、日本はもとより世界至るところにメールを送っても郵
便代よりはるかに安いのです。しかも、日本側でインターネットをやっていな
くても相手にFAXがあればインターネット経由で送信する方法もあります。

●デメリット
1:言葉の不安
 定年後の海外生活に後込みする人が多いのですが、その理由の一つに言葉が
あるようです。しかし、それほど心配されることはないのではと思います。
 第一に、海外で生活している日本人は、たいがい一つか二つのコミュニティ
をつくっています。そうした所に住めば、普段は日本語で用が足ります。万一
のときは、近所に住む日本人で現地の言葉に堪能な人に通訳なり翻訳なりを依
頼するといいのです。無論、普段からおつき合いしておくことが大切であり、
そうした依頼ができるという人間関係を築いておくことが前提です。
 第二に、定住先は英語圏にするといいでしょう。サラリーマン時代の長期海
外滞在などでスペイン語とか中国語に堪能であるという人は別にして、ほとん
どの人は日本語以外に知っている言葉は英語だけということになるでしょう。
サラリーマン時代ほとんど英語を使わなかった人にしても「お早う」程度の挨
拶はできます。片言でもできるということは心強いことなのです。
それに現地に半年も住めぱ、誰でも簡単な日常生活には困らない程度の英語力
が身につくという事実があります。
 無論、英語以外の言葉に自身のある方は、スペイン、ポルトガル、ブラジル
、タイ、マレーシアなども検討されるといいでしょう。
2:治安が悪い
 確かに日本は治安の面から安心して住める国です(最近は安全神話が崩れつ
つありますが)。そして、海外では治安の悪い国が多いことも事実です。です
から、定住先の選定は慎重にすべきでしょう。

 以上が、海外生活におけるメリット・デメリットです。その辺を検討して頂
き、その上で、よし! 海外で暮らそうと決心されたならば、次の段階は情報
収集です。海外生活の国別事情ガイドを簡単に拙ホームページにまとめてあり
ますので、そちらを参照願います。取り扱っている主な国は、アメリカ、カナ
ダ、オーストラリア、そしてフィリピンです。是非、海外生活を実現され、自
己改革の道に繋げて頂ければ、作者としてこれ以上の喜びはありません。

 次回は、英語道について述べていきいたと思います。




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脱藩道場 編集部  亀山信夫 葛巻岳
問い合わせ先 webmaster@dappan.org
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発行 インターネットの本屋さん『まぐまぐ』http://www.mag2.com/
マガジンID 0000006881
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発行部数 433



1:[ Re: 【日本脱藩のすすめ】9号 ]

亀山さん、私は最近 入門した 渡辺と申します。 第二の 人生を ロスで送って居ります。 一般の 人と違う点は 米国に 三十五年 すんで居ります。私の 経験が参考になれば、 私の意見を出す事は出来ます。 尚、藤原先生とは 親交を続けております。 渡辺。

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