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               日本脱藩のすすめ  第47号
                
                    Y2K(1)

                                                       1999/09/06
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[お知らせ] 

 今号ではいつもの通り、中国古典シリーズを取りあげる予定でしたが、急遽
それを取りやめ、目前に迫ったY2K(西暦二千年問題)を臨時テーマとして
取あげることにします。

 テーマを変えた理由としては、いろいろとありますが、最大の理由は、Y2
Kがいよいよ四ヶ月後に迫ったこの時点において、Y2Kは人類にとって大試
練であり、この大試練を克服すれば、日本の将来は輝かしいものになる反面、
失敗すると、大袈裟ではなく、「日本沈没」という危機に直面するということ
を読者に是非とも伝えたいがためでした。

 脱藩道場・編集部がY2K問題をメールマガジン【日本脱藩のすすめ】に取
り上げようと考えたのは、今年の三月に開催した脱藩道場総会の時でした。そ
のとき、様々なテーマを話し合い、議論しましたが、特に真剣に時間をかけて
話し合われたのがY2Kでした。
 爾来、いずれはテーマとしてメールマガジンにY2Kについて書こうと思い
つつも、遅筆のため、延び延びになっていました。しかし、問題の1月1日が
あと四ヶ月弱に迫っている上、新聞・テレビ等でだんだんとY2Kを取り上げ
る日が多くなり、世間のY2Kに対する関心も高まってきた今こそ、Y2Kを
取り上げるべき時機だと判断したのです。

 Y2K・シリーズは数回(隔週発行)にわたって続けていく予定です。よっ
て、Y2K・シリーズが終了するまでは、中国古典シリーズは休筆しますが、
Y2Kの編集が間に合わない場合のみ、中国古典シリーズを配信します。
 また、中国古典と交互に執筆しているセマンティックス・シリーズについて
は、引き続き隔週のペースで書き続けていく予定です。



[来年の元旦は何が起こる?  悪魔のシナリオ]

 以下は、Y2Kによって引き起こされるであろう、最悪の事態になった場合
を想定して書いたものです。「これはあくまでも想定であり、絶対にそのよう
な最悪の事態は起こらない」と言い切れないところに、Y2K問題の複雑さ・
恐ろしさがあります。それを念頭の上読みすすめてください。


   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

    【2000年1月1日】

     1999年12月31日の大晦日、商社に勤める国際ビジネス
    マン古川大輔さん(35歳)は、妻の洋子(31歳)や子供
    たちと毎年恒例となった、紅白歌合戦をお茶の間で楽しんで
    いた。
     紅白歌合戦が終った後も、画面に映し出された全国各地の
    大晦日の光景をなんとなしに見続けていた。テレビを見なが
    ら大輔は、「ああ、来年は、2000年だったけ。これは区切り
    がいい年だな。来年はどんな年になるんだろう・・・・」と
    漠然と考えていた。
     ひょいと、柱時計を見上げた。あと数分で新年だ。
     妻は、新年の挨拶にと友人に電話をかけていた。妻の話し
    ぶりから、妻の友人の秋野めぐみらしい。

     柱時計の針が午前零時零分を指した。その瞬間、辺りが真
    暗闇になった。停電である。
     「怖い!」と子供たちの悲鳴。
     「電話が切れちゃったわ!」と妻の不安そうな声。
     雷でもないのに、この時期の停電は変だなと思いながらも
    「少し待てば、電気がつくよ。」と家族に声をかけた。念の
    ため、外に出てみた。辺りは真暗闇である。我が家のブレー
    カが故障したためではなさそうである。
    隣の野口さんも家から出てきた。
     「あ、野口さん。明けましておめでとうございます。今年
    も宜しく。」と大輔は新年の挨拶をした。
     「明けましておめでとうございます。新年早々停電とは、
    ついてませんねー。」と野口さん。
     「本当に。でも、その内直るでしょう。寒いから戻りまし
    ょうか。」とお互いに家に引きあげた。

     部屋に戻ると、妻がロウソクを燈して待っていた。
     「子供たちは?」
     「もう、寝たわ。寒いもの。」
     「辺り真暗だな。停電だ。でも、その内明かりがつくよ。
    長くても30分だろう。」

     30分が経った。依然として停電のままである。大輔の家
    ではコタツやエアコンも止まってしまったので、家の中がさ
    らに冷えてきたようだ。
     「もう、寝ようか。エアコンのスイッチは入れっぱなしに
    しておこう。電気がくれば、眠ってしまっても部屋を暖めて
    くれるから。」
         
     午前4時を過ぎた頃、大輔は、寒くて目が覚めた。部屋は
    依然として寒い。まだ電気がきていないのだろうかと不安に
    なり、ベットのスタンドのスイッチを入れてみた。点灯しな
    い。
     「何が起こっているのか・・・」と急に不安にかられた大
    輔は、急いでラジオのスイッチを入れた。
     乾電池のラジオだったのが幸いした。しかし、ラジオから
    流れてくるのは雑音だけである。
     「おかしいな。昨日はちゃんと聞けたのに・・・・・」

     FENにつまみを会わせた。その瞬間、急に音が流れてき
    た。ホッとする間もなく、流れてきたのは緊張したアナウン
    サーの声(英語)だった。

     「・・・現在、依然として停電の地域が多く、復旧の目途
    がたっていません。
     また、日本、韓国、その他のアジア諸国では水道が止まっ
    ・・・・・・・・緊急ニュースです。インドの核ミサイルが
    暴走し、数発がパキスタン各地に落ちた模様です。繰り返し
    ます・・・・」       

   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


[Y2K情報の集め方}

 上記の短編小説(未来推理小説?)、如何だったでしょうか。

 既にY2Kの実態を知り、万一に備え、着々と準備をすすめている読者もい
るかと思うと、Y2Kについては政府が大丈夫だと言っていたのをニュースで
聞いたことがあるが、本当のところはどうなのだろう・・・と急に不安になっ
た読者もいるかもしれません。

 次回のY2K(2)は、再来週に配信の予定ですが、それまでに読者自らY
2Kに関する情報に、目を通しておくことをお願いしておきたいと思います。
それは、来年に備え、Y2K情報を読者自ら積極的に収集して欲しいというこ
と以外に、再来週からの当メールマガジンで展開していくY2Kは、それらの
情報をある程度読み、Y2Kの概要を把握していることを前提に筆をすすめて
いくからです。

 さて、肝心な情報ですが、Y2Kまで、あと四ヶ月となった現在、一般の書
店でもY2Kをテーマにした本が、数ヶ月前よりも多く出回ってきましたし、
大きな書店ならY2K関連の本がかなり充実しています。

 そして、インターネットの世界でも、Y2K関連のホームページが雨後の竹
の子のように増え続けています。検索エンジン(Yahoo!、infoseek等)でも簡
単に見つかりますので、一度お試しください。

 日本語によるY2K関連のメーリングリストもあります。Y2K問題の第一
人者と言われている、足立晋さんが主催するメーリングリストです。Y2K問
題に関心を持った読者に参加をお勧めします。ホームページ【Y2K  JAPAN】の
URLは、以下の通りです。
http://www.y2kjapan.com/

 また、足立晋さんのY2K論に対して、反論を展開しているサイトもありま
す。このサイトの名称を【週刊アカシックレコード】といい、URLは以下の
通りです。
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/index.html

 最後に、メーリングリスト【脱藩道場】においても、Y2Kをテーマのひと
つとして取り上げていく予定です。この機会に是非ご参加ください。


★メーリングリスト【脱藩道場】への参加方法

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    貴方のメールアドレスがaaa@bb.ccc.net(例)の場合、 
    (1) 本文の一行目に、join dappan aaa@bb.ccc.netと入力し
      改行してください。 
    (2) 本文の二行目に、stopと入力してください。本文には、
      著名等は入れないでください。 
    (3) 最後に、dappan-request@mx5.dns-ml.co.jp 宛てに送信
      すれば参加登録が完了です。

   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

※メーリングリスト【脱藩道場】に関するお問い合わせ:
 webmaster@dappan.org


 再来週も引き続きY2Kシリーズ第二弾をお届けします。
 


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脱藩道場 編集部  亀山信夫 葛巻岳
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発行元(1) ・まぐまぐ(マガジンID 0000006881)
発行元(2) ・Macky!(マガジンID 1332)
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