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               日本脱藩のすすめ  第55号
                            
               [ハーモニクスヒーリリング]

                                                       2000/01/12
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          【はじめに】

 2000年1月1日については、どうやら我々は「勝利」したようです。
 もっとも、闘ったのは人類全員ではなく、西洋物質文明の本流のリーダー達
であり、亜流に属する日本は、彼らにひきづられる形で「対策」を施し、「安
全宣言」を出しました。

 今回は「藤原批判」(藤原肇・国際政治コメンテーター)を展開する予定で
筆をとり、実際に目次と本文の5割は書きあげましたが、どうしても藤原モデ
ルの中で、氏の言葉遣いや概念を弄っている程度になってしまい、「批判」に
至っていないとの判断から、その論文を発表するのは先送りすることにしまし
た。

 ですが、藤原モデルのディスコンストラクションの試みは続行します。
 ただ、私一人の力では到底無理なので、私なりの糸口を最後に示します。こ
れがきっかけとなって、「日本脱藩」を唱えてくれた藤原肇氏を乗り越えると
いう、氏への恩返しにより多くの参加されることを心より希望する次第です。

※参加を希望される方は、このメールの最後にあるメーリングリスト【脱藩道
場】参加ガイダンスを参照願います。

 本編では、「脱藩」の最低条件である《自立》及び21世紀のキーワード、
《Accounability》 について述べます。よって、本編は、2部から成っていま
す。

               【目次】
------------------------------------------------------------
1.ハーモニクスヒーリリング
  −「自立」こそ脱藩への第一歩−

2.Accountability
  −21世紀を読むキーワード−
------------------------------------------------------------

 1.は、私の自然観&宇宙観の師匠、森田玄さんと環境問題の師匠(ハーモ
ニクスヒーリングでは師範)である、きくちゆみさんが提唱している健康法で
す。脱藩するには心身ともに健康であることが第1の条件ですので、昨年12
月上旬にのべ2日間に渡り集中講義を受けた総括を両氏のご好意で、本メール
マガで発表していいという快諾を得て書くものです。
 両氏が提唱されているハーモニックスヒーリングの概要をご説明します。こ
の説明には私なりの解釈・補足を加えているので、もし何らかの誤りがある場
合は、私の理解不足であり、師匠と師範に起因するものではありません。
 玄さん、ゆみさんともY2K WASHで出会いを持った方々であることを付記して
おきます。
(※このメールの最後に森田玄さんときくちゆみさんの著書および連絡先を紹
介してありますので、参照願います。)

 2.は、21世紀のビジネスモデルと環境問題を考えた時に、どうしても理
解しておかねばならないキーワードです。これは、特に翻訳業を営んでおられ
る道場主亀山さんに対する私からのささやかなプレゼントでもあります。私を
はじめ、一回り以上年下の生意気小僧達を温かく、自由に活動させてくれ、影
に日向にサポートしてくださった道場主への感謝の意を込めて私の専門分野で
ある会計用語の Acoountability の意味論的位置付けを提示します。それが実
は、環境問題に取り組む企業活動に必要不可欠で、21世紀のビジネスモデル
の根幹を成す概念でるということを立証したいと思います。また、この考え方
は環境問題に取り組むNGOの指針作成の重要なコンセプトとなるでしょう。

では、本編に進みます。


           【本編】
     
       1.ハーモニクスヒーリリング

       −「自立」こそ脱藩への第一歩−

 脱藩とは、自立した人間のみなし得る。自立とは、「親の援助を受けずに生
活する」ということではない。これは、きくちゆみさんの受け売りだが、

自立=「自分の健康を自分でコントロールし、必要最低限の食糧は常に
    確保できる状態にあること」

である。これを突き詰めていくと、環境問題に取り組まなければならなくなる
し、ライフスタイルもシンプルな自給自足の生活と成らざるを得ない。
 が、たいていの人には今すぐ「自給自足」の生活に移行するのは無理だ。
 そこで、健康管理の話のみに限定して、誰にでもすぐにできて、お金もかか
らないハーモニックスヒーリングをご紹介しよう。
 紙面の関係上、全てを説明することはできないので、基本的考え方と、その
実践編のひとつである「温熱療法」をご紹介する。



         1−1.いのちの法則
 
 いのちには、法則がある。方向といってもいい。精子が卵子と受精すると、
胚芽から、やがて胎児となり、生まれ、成長し、老化し、死んでいく。いのち
あるものには全て緻密な法則にしたがっており、決してでたらめに生きている
わけではない。このメカニズムを「ホメオスタシス」と呼んでいるが、今の科
学のレベルでは、「なぜ朝になると、健康な人は自然に目が覚めるのか」とい
うことすら全く解明されていない。
 ホメオスタシスの身近な例をひとつ。カビの生えた饅頭を食べるとお腹をこ
わして下痢になる。お腹をこわすような毒性を持つバクテリアが腸の中に入る
と、腸のひだにある無数のセンサー細胞がそれを見つけ、腸内神経システムを
通じてアラームを鳴らす。すると、それに呼応して消防隊に当たる細胞が一斉
に大量の水を放出して、バクテリアを体の外に流し出す。これが、「下痢」の
メカニズムだ。下痢自体は人間はありがたがる人はいないだろうが、これがあ
るからこそ、饅頭のカビが体を侵すのを防ぐのだ。風邪も体内に入ったウイル
スを殺すために、熱を出すのであるから、下手に解熱剤を飲んで熱を下げてし
まうと、風邪が治った気分にはなるが、せっかくのこのメカニズムに水を差し、
免疫もできないし、さらには、現在の西洋医学の薬は化学物質だから、百害あ
っても一利あるかどうかである。
(この点は後で述べる)。

 「生きる」ことは、いのちの法則に従うことだ。つまり、常に自分にとって
最も心地よい、安全な状態に向かって体が機能している現象である。ここで注
意しなければいけないのは、人間は大脳があるが故に、心地よい状態にも「真
快」と「偽快」が存在して、この区別が現代社会では、著しく難しくなってい
ることだ。ハエや蚊が自殺することはない。あらゆるイキモノは、それぞれの
生き方で、自由に気持ちよく生きている。それは、宇宙が常に調和しているか
らだ。この宇宙を作っているエネルギー(=「気」)そのものが、調和・秩序
であり、バランスであり、快である。だから、からだと宇宙が一体になると、
快く感じる。我々自身が宇宙の一部なのだから当たり前の話だ。
 いのちはエネルギーであり、気であり、波動である。いのちあるものは、全
て波動としてのエネルギーを発しており、それが共鳴したときに、我々の行動
が宇宙と合致したことになり、人間はその喜びを「美」としてアートに表現し
てきた。音楽、絵画、建築・・・。それを数学的に表したのが、黄金分割率や
フィボナッチ数列になるわけだ。

 いのちの法則から外れると、つまり、偽快の赴くままに生活を続けていると、
本来あるべき姿(真快)とのギャップが、ストレスとなる。そして、病気にな
るわけだ。「病体」とは言わずに「病気」と呼ぶのは、漢字の持つすごさだ。
つまり、生命のエネルギーが減退してしまうので、症状が体に現れてからだ病
んでいる症状になるわけだが、その大元をたどれば、エネルギーである「気」
自体がが病でいるのだという本質をいみじくもこの「病気」という言葉は表し
ている。

 偽快の代表例が「砂糖」である。ケーキやチョコレートの甘味成分である砂
糖がからだに入ると、殆どの人のからだは拒否反応を起こす。砂糖の中でもと
くに白砂糖は、からだが最も嫌がる食べ物である。毒といってもいい。砂糖は
細胞質や膜をぶよぶよに膨張させ、大切な栄養分や成分を流れ出させてしまう。
そして体のエネルギーを奪って、体を冷やす。「疲れている時には甘いもの」
というのは、迷信である。疲れているときには血糖値が下がっているのは事実
で、砂糖を摂取することで瞬間的に元気はでる。が、その後、疲れは増し、慢
性疲労に陥るのである。

 脳との関係で言うと、砂糖がからだに入ると消化器官は神経システムを通じ
て脳に危険信号を発信する。「吐き出せ」と命令するように脳に訴える。とこ
ろが、血管に大量に流れ込んだ砂糖が脳に入ると、脳は眠ってしまう。麻痺状
態になってしまうのだ。この麻痺状態を「快い」「おいしい」と勘違いしてし
まう。これが「偽快」である。同じような症状を起こすのが、アコール、タバ
コ、ドラックなどである。

 我々は、真快をしっかり感じられる  sensitivity を持たねばなるまい。か
らだの全ての細胞が喜ぶモノ・コトを追求しないといけない。それが生命の調
和法則=ハーモニクスなのである。 
 そしてその調和法則から外れがちな現代人の心身を本来あるべき姿に戻す「
癒し」がハーモニクスヒーリングなのだ。


     
      1−2.人体の神秘・地球の神秘

 人体は60兆もの細胞でできている。それら全てが絶妙な働きをネットワー
クで織り成す一大ページェントである。我々が毎日当たり前に行っている「食
べる」「呼吸する」「眠る」という行為も、実に沢山の細胞、組織、器官の絶
妙な連携プレーにより可能な奇跡的な現象なのだ。

 呼吸とは、酸素を吸って二酸化炭素を吐く現象だが、生まれてから死ぬまで
寝ても覚めてもこの現象をやめることはない。今、この瞬間ももちろん無意識
に呼吸している。酸素は地球を覆う緑、海の植物性プランクトンやさんご礁な
ど、実に沢山のイキモノが絶えず供給していくれている。この当たり前の事実
に思いを馳せた時、我々のいのちは無数のいのちに支えられて生きていること
を再確認できよう。。これら無数のいのちのネットワークが生態系であり、人
間はその上にのせてもらっている一イキモノに過ぎないが、それを忘れてしま
った。

 我々の体を流れる血液やリンパ液は体重の7割を占める。人体の中の水と固
形分の比が7:3であるように、地球の海と陸の比も7:3。そして血液の成
分は、海水のそれに極めて似ている。人体は体の中に原始の海を湛えた、大き
な袋なのだ。故に、地球の海が汚れることは、人体の血液が汚れることになる。
地球はイキモノの織物=ネットワークで、どこかに一石を投じれば、それが波
紋を呼び、全体に伝わる。我々が他のイキモノに行った行為は自分自身に対し
て行っているのだということを肝に銘じておかねばなるまい。が、人間がいく
ら熱帯雨林を伐採しようが、海を汚そうが、彼らはいのちある限り、我々に酸
素を供給してくれる。彼らは酸素供給ボイコット運動はしない。

「脳がないんだから、そんなの当たり前じゃん!!」

と渋谷のコギャルに嘲笑されそうだが、アスファルトの隙間から花を咲かせる
たんぽぽを見るにつけ、

「すげぇなぁ」
「かっこいいな」
「たんぽぽに比べたら薔薇なんかめじゃないよ」

と思って育った私は、彼らの深い愛を感じない訳にはいかない。

「いつか、みんなが気づく時がくるから、その時まで、いのちの続くかぎり酸
素をいくらでもあげるよ。それは、君のためじゃない。自分のためなんだ。
もし、感謝してくれるなら思い切り生きてね。それでいいよ。」

そんな彼らからのエールが私には聞こえるし、聴いていたい。



   1−3.全ては相対的なもの−「薬」と「毒」そして「宗教」

 宇宙はエネルギーでできている。そして常に変化している。もし、絶対的な
コトがあるならば、「万物は常に変化している」という法則と、各個人の「気
持ちいい」という感覚だけだ。それ以外に絶対的に良いもの、絶対的に悪いも
のは存在しない。
 だから、ある人に効いたからといって同じ薬が、同じような症状を持ってい
る自分にいいものとは言えない。さらには、「昨日の私」には、必要だった薬
も「今日の私」には、毒となる。
 これは、薬と毒に限ったことではなく、食べ物から殺人にいたるまで、すべ
てのモノ・コトに「絶対」はない。
 死刑も人を殺すことであり、戦争もそうだ。が、時と場合により、正当化さ
れる。(これは、極端な例であり、私はどんなことがあっても、いのちは全う
しなければならないと考える。)

 この問題は、「信じる」ということと深く関わっている。

 「信じること」=対象物にエネルギーの波長を合わせること

である。対象物に自己のエネルギーの波長を合わせることで調和するわけだ。
自分と同じ波長の人といると心地よいのと原理は同じである。
 「信じること」にもレベルがあり、「盲信」 になってしまうと、対象物に
対する自己のエネルギーの「同調」&「固定」となる。病んでいる人が自己の
エネルギーを崇高な対象物に固定化することで、本来の自己の波長を取り戻し、
 健康になるいい面もある。「明るい人と付き合うと明るくなれる」というこ
とも、「類は友を呼ぶ」ことも全てこの原理で説明できる。

 病んでいた人が回復後も盲信を続けると、昨日の病んだ私とはエネルギーの
波長が違っているわけだから、苦痛=ストレスが生じてくる。それがマスのレ
ベルで蓄積され、社会的なストレスの処理能力を超えてしまうと、宗教戦争と
なり、外のものへの攻撃で、自己矛盾を解決しようとするわけだ。
 
 宗教が悪いのではない。それを受け止める側の問題だ。極論を言えば、自分
が気持ちいいように教えを感じ取り、それを自己のエネルギー・ポテンシャル
向上の糧とすればいいのに、どうも自説を他人に押し付けたがるのが古今東西
を問わず人間の劫の深さのようだ。キリスト、ブッダ、アラーが言いたい根本
は同じだと私は思っている。表現方法がその地域、その時代によって違ってい
るだけだ。無理に他人と共有しようとしなくても、類は友を呼ぶのだから、自
然と周りに友は集まるし、友の解釈に目の鱗が落ちる場合もあろう。
 デミアンにカインの話を聞いたシンクレールのように。
 (この点については、是非、上田さんのご意見をご拝聴したい)
※(上田展生さん。メーリングリスト【脱藩道場】メンバー)



              1−4.心身一如
 
 「心身一如」とは「こころとからだはわけられない」という意味で、東洋思
想の原点と言ってもいい。こころは、大脳による精神作用である。脳で作られ
る神経伝達物質(脳内ホルモン)が精神作用に重大な影響を与えているのであ
る。これは、からだのホルモン系が直接、神経系に作用することを示している。
体内でさまざまな仕事をするホルモンのバランスが、神経系を通じて精神作用
に影響を与える。故に心身一如なのだ。
 ストレスはとくにホルモン系のバランスを崩す。ストレス過剰の現代人のほ
とんどは甲状腺障害であり、躁鬱病、ノイローゼの人は、必ず甲状腺が腫れて
いる。甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌する中枢で、日常のからだの基本的機能
=新陳代謝から、精神のバランスにも深く関わっている。
 西洋医学では、精神病も脳の問題と考え、脳に対する対処療法を行うがこの
分野は、何も解明されていないと言ったほうがいいほど未知の世界であるから、
一歩間違えば、取り返しのつかないことになる。こころの問題をこころで解決
するのは難しい。危険ですらある。心身一如なのだから、からだを治せばここ
ろも治るのだ。こころが歪んでしまった人は必ずからだも歪んでいる。
 からだの歪みを治せば、こころの歪みも治るのである。躁鬱病の人は、甲状
腺が腫れるという歪みを持っている。甲状腺は脾臓が支配しているのでホルモ
ン系の中枢である脾臓の働きを改善することにより、躁鬱の症状も消えていく。
こうした、からだの臓器の働きを回復させる、あるいは、常にベストの状態に
保つ方法が、1−6.で触れる「温熱療法」である。   温熱療法に入る前
に若干の予備知識がいるので、次節ではそれに触れる。



        1−5.4つの基本臓器
 
 ハーモニクスヒーリングは、いのちの調和法則に従って、人間が本来もって
いる自然治癒力を引き出すことで、いのちをベスト・コンディションに保ちま
しょうという癒しである。温熱療法は、ホメオスタシスの中核となる4つの臓
器を中心に温めることで、人間の自然治癒力を高めるものだ。故にまずは、4
つの基本臓器の知識がどうしても必要になる。 
 
 からだを支配しているのは、脳ではない。基本は内臓系の臓器だ。内臓系の
臓器が脳をコントロールしている。これを説明すると長くなるので、先人の言
葉を思い出して欲しい。「脳」という言葉を使った諺や訓戒があるだろうか?

 大切なものを指す時には「肝腎」と言う。
 
 からだを支配しているのは、

 肝・腎=エネルギーを作り出す
 脾・胸=免疫システムを司る

 この4つの臓器である。
(「胸」は心臓のことではなく、「胸腺」である)以下、簡単にその機能に触
 れる。
 ●肝臓…消化器系から送られた栄養分を自分のものにする。胆汁を作って胆
     嚢に送る。
 ●腎臓…生命活動の後始末をする(尿をつくる)。血液のフィルター。
 ●脾臓…血中の病原菌を捕らえる。胆汁、リンパ液、脂肪を循環させる。
 ●胸腺…免疫防御システムの司令塔。こころとからだとを結ぶ接点。

 これら4つの臓器が、消化器系(食道・胃・膵臓・大小腸など)、呼吸器系
(肺)、神経系(脳・脊髄など)、感覚器系(目・耳・鼻・皮膚など)循環器
系(心臓・静動脈・リンパ管など)、ホルモン系(脳下垂体・甲状腺・副腎な
ど)、生殖器系(子宮・卵巣・睾丸など)の諸器官のはたらきを支配している。
ふつう、症状と呼ばれるものは、これらの器官系に現れる異常反応だが、肝臓
や腎臓には神経がないので直接痛くなること
 が無いだけで、まずは、肝腎が病みそれが、他の器官系に症状として
 現れるのである。 

 薬は、症状を抑えるだけ、あるいは悪いことに痛みを感じないように脳を麻
痺させるだけであり、治癒はしていない。対処療法の典型である。
 さらには、困ったことに肝腎脾胸のバランスをさらに崩す。胃薬は胃のみに
その成分が行くわけではなく、血液により脳から足のつま先まで全身に行き渡
る。本来、健康で必要でないところまで届いてしまうわけだらか、このことを
考えただけでも、からだにとって「不快なもの」だと想像がつこう。

 さて、肝腎脾胸の働きを高めることでからだが本来持っている自然治癒力を
引きすことができる。簡単で、誰でもでき、お金もかからない方法が温熱療法
である。


 
              1−6.温熱療法

 機能低下を起こしたエネルギーの低い臓器に、もっとも一般的なエネルギー
である熱を加えることで機能を回復させるのである。温熱療法には、もぐさに
よる温灸がすぐに浮かぶだろうが、ホッカイロでもいいし、アイロンでもいい
し、手っ取り早いのが、手の平を30回すり合わせて、それを肝腎脾胸に当て
ることでもいい。肝腎脾胸それぞれに約1から2分ずつ、気持ちいい程度の温
度で温める。それだけだ。
 
 私も最近、よく手のひらを擦ってから、腎臓に手を当てることが多い。腎臓
も温かいが、手のひらも温かくて、手を当てている間は、その温かさが継続す
る。これが誰もが持っているエネルギー=気なのだ。

 以下、温熱療法をアイロンを使って行う場合の方法を簡単に説明する。
 
 ☆温める部分は上記の肝腎脾胸に3つを加えた7箇所。これ以外にも気持ち
  が良ければどこをやっても効果がある。
 ☆熱を与える時の注意 
  (1)気持ちいい温度で、気持ちいい当て方をする。
  (2)各部位1〜2分。ただし、脾臓だけは熱くして刺激を与えること
     3回。脾臓が腫れている時は、冷えた飲料水の缶などで冷やす。
  (3)いつやっても良いが、食事・入浴前後30分は効果がうすれる。
  (4)「体調が変だな」と思った時に、やりたい方法でやれる範囲で
     やる。が、やる過ぎは禁物。
  (5)重篤の方には、やり過ぎないこと。強いエネルギーに負けてしま
     うので、快い温度でさらっと行う。  




         1−7.息・食・動・想・睡・環

 生きるためには重要な6つのファクターがある。それぞれが調和し、バラン
スをとっていくことが大切である。
 「息」−気持ち良く呼吸がでいていること。現代人は呼吸が浅くなっており、
     それは、からだとこころの緊張(ストレス)が原因。呼吸は深く、
     ゆっくり、いつもほほえんで息を吐ききろう。「呼吸」というくら
     いだから、吐くことが基本で、吐けば自然と吸える。
 「食」−穀物と野菜中心のバランスのとれた食事が基本。旬のもの、無添加
     無農薬のものを食べる。
 「動」−からだの動きには運動の調和法則がある。からだは常にバランスを
     とろうとするがために歪みをつくる。痛みのないほう、気持ちのい
     いほうにからだを動かすことで、歪みが解消される。
 「想」−思考やこころもエネルギーであり、ネガティヴな感情は、血液を酸
     性にしてしまう。
 「睡」−睡眠は一日の疲れ(歪み)を癒すためのもの。快眠こそ最大の癒しで
     ある。
 「環」−環境との調和をとることによって始めて自己の調和が達成できる。
     環境を汚すようなライフスタイルは、結果的に自己の身体を汚すこ
     とになる。(自己には子孫も含まれる)



           1−8.食について

 人間はいつしか食物連鎖の頂点に立った。が、人間の歯を観察すると頂点に
立つべきではなかったことが分かる。前歯8本、犬歯4本、臼歯40本である。
前歯は草をかみ切るための歯、犬歯は肉を食べるための歯、臼歯は人間のみが
持っている歯であり、穀物を食べるための歯である。比率にすれば、2:1:
5であり、この比率に従って食生活をすれば、人間はそのホメオスタシスを最
大限引き出せる可能性が高くなる。本来は穀物を食する動物なのだ。
 が、人間は食物連鎖の頂点に立ち、そのことが自らの体と心を蝕んでる大き
な原因のひとつと思える。 これは、下記の座標軸で現代人の食生活を省みる
と一目瞭然となる。

          ・横軸 酸…血をドロドロにする
               アルカリ…血をサラサラにする
                   ・縦軸 陰…からだを冷やす
                        陽…からだを温める 

 
                                       陰
                  ↑ 
                  |
                  |
                  |                  
                  | 
                  |
                  |
  酸 ←−−−−−−−−−−−−−−−−−−→アルカリ       
                  |
                  |
                  |                  
                  |
                  |
                  |
                  ↓  
                  陽

  ※陰陽の区別の仕方
   土より上にある食物は「陰」。太陽に近くなるにつれ陰性が強くなる。
   土より下にある食物は「陽」。土の下に深くなるにつれ、陽性が強く
   なる。熱帯の人がパイナップルなどの果物を食べて、体を冷やして
   いるのは頷ける。 
                         
 
 人間のからだは、少しアルカリ、少し陽である。この状態に保てればいい。
 穀物は、縦軸と横軸の交差点に位置する食物である。そして、問題は、農薬
や化学薬品を使用しているが故に、現在売られている食品の殆どが、座標軸の
左上(陰・酸)に位置付けられてしまうことである。野菜、調味料、肉、魚の
多くが化学物質を含有している。故に現代人のからだは、冷えており、血液は
ドロドロという状態だ。本来、癌は成人病に属するが、子供の死因で今、最も
多いのは癌・白血病だ。森田玄さんによれば、これも親の代からの化学物質の
摂取が大きな要因ということだ。

 陰・酸のものは、「文明国家」に生活する以上、摂取せざるを得ない。
では、 対策は無いのか? 「陽・アルカリ」物質を摂取すれば、中和され、
原点に 近い状態にできる。「陽・アルカリ」物質の代表が、天然塩、天然味
噌、天然醤油、納豆菌などだ。天然モノは高いが、使用するのはほんの少しで
いいのだから、薬を買うより安い。長寿村の食事を観察すると必ず、こうした
細菌類の食事が習慣になっている。


           
           1−9.脱藩

 「医食同源」という言葉を引くまでも無く、からだが気持ちいい食生活をし、
何事にも気持ちいい状態で臨むこと、これが脱藩の基本であると考える。
 
 自己が生まれ育った「環」を乗り越えて、より大きな「環」で活躍する実力
を身につけるのが「脱藩」である。乗り越えるのは、大変な作業だが、きっと
気持ちがいいはずだ。
  
 もしそれが、いのちの方向にそったものならば・・・。

 end of Chapter 1

【2.Accountability(−21世紀を読むキーワード−)に続く】


福田潤



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脱藩道場/編集部  亀山信夫(主幹) 葛巻岳 福田潤
問い合わせ先 webmaster@dappan.org
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発行元(1) ・まぐまぐ http://www.mag2.com/
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協賛/東明社 http://www.tomeisha.com/
読者総数   819名
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■■■ 森田玄・きくちゆみの著書紹介&連絡先
■■■

    □森田玄 
     今年ハーモニクスヒーリングの本を出版するかも・・・

    □きくちゆみ
     『地球と一緒に生きる』(八月書館)
     『原子力の時代は終わった』(雲母書房/共著)
     『未来への責任』(ほんの木)
     『ザ・自宅出産・水中出産』(新泉社)

    □連絡先
     ハーモニクスライフセンター「リモ農園」
     email yumik@awa.or.jp
           HP    http://www.awa.or.jp/home/gen/




■■■
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